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カプチパーツ◆プラグインEFIエンリッチナー インプレッション
【プラグインEFIエンリッチナー インプレッション】

画期的な擬似サブコン!?「プラグインEFIエンリッチナー」をテストする

低価格で効果絶大のチューニングとして
インジェクション車オーナーの話題に

「ちょっとした作業でインジェクション車のトルクがアップしてレスポンスも向上、オーバーヒート対策にもなる『裏ワザ』があるらしい…」

そんな噂を聞きつけたのは今年の6月のこと。2002年型スポーツスターと2008年型スポーツスターを愛車とする我々2人は「そんなことがあるはずはない」と、その時は即断したのだが、後から2人でこのアイテムに関して話し合っていたとき、「オーバーヒートに効果があるということはガソリンを濃くするのはないか」という推測を立てた。噂の元をたどって調べていくと、案の定「プラグインEFIエンリッチナー」というチューニングパーツに行きついたのである。近年のハーレーを含むインジェクション搭載車は、エキゾーストパイプに排気ガス中の酸素濃度を感知し、それを信号としてコンピューターにフィードバックするO2センサーを備えている。これにより、車載コンピューターが燃焼状態を常にモニターし、理想的な空燃費とメーカー指定のセッティングを維持するようにインジェクションのガソリン噴射量や点火時期などをコントロールしているのだ。このO2センサーに手を加えることで「ガソリンが薄い」という擬似的な信号を作り出し、コンピューターにガソリンを濃くするように指示を出させる。これがプラグインEFIエンリッチナーの仕組みだ。

 

電子部品と防水カプラー付きの2本のコード。それがプラグインEFIエンリッチナーの正体。

カプラーの形状は接続場所にしか適合しないので、装着の方向性などを間違えることはない。

シンプルな作動原理と
超カンタンな設置作業

上記のように作動原理はとてもシンプルだが、果たして、ただそれだけで謳われているような効果があるのか…。いてもたってもいられず、我々2人は噂のアイテムをテストすることにしたのである。

手元に届いたプラグインEFIエンリッチナーは、丁寧な防水耐熱処理が施されてはいるものの、コードの間に電子部品を接続しただけのシンプル極まりない外観。「果たしてこれで効果が出るのか…」と、正直なところやや不安になってしまった。一方、構造がシンプルであるがゆえに、設置作業自体がとても簡単だったのは好印象。エキゾーストパイプ途中にねじ込まれているプラグ状のO2センサーを発見したら、そのコードを目でたどってみる。すると途中に防水カプラーがあるはずだ。それをいったん外してプラグインEFIエンリッチナーを割り込ませるように接続するだけ。カプラー形状はそれぞれ決まっているため、接続を間違える心配もない。これを前後のエキゾーストパイプに行う。あまりにあっけない作業だったので、我々2人は顔を見合わせて笑ってしまったほどだった。

 

フロントシリンダーO2センサーのカプラーを外し、プラグインEFIエンリッチナーを接続。

リアシリンダーも同様に作業。カプラー形状が決まっているので接続は間違えようがない。

効果が体感できることは
チューニングパーツの必須条件だ!

さて、ここからが実際のテストの模様だ。テスター2人が交代で試乗を行い、互いの発言が影響し合うのを避けるため、試乗が終るまで意見交換しないというのがルール。以下は2人とも試乗を終えた後のやり取りである。

【Y】ブリッピングするとよく分かるけど、いきなり排気音が元気良くなった気がする。気のせいかな?

【W】いや、違うと思うよ。この車輌は抜けの良い北米仕様のマフラーに変更している以外はノーマルだけど、排気音にドスが効いているというか、より迫力を増したという印象だね。乗ってみてのフィーリングはどうだった?

【Y】発進直後、街中の加速で頻繁に使う回転域のフィーリングがグッと良くなったね。力強い。それ以外の領域も全体的にビビッドになったという印象。そちらはどう感じた?

【W】僕は発進し易くなったという印象だね。'08スポーツスターはインジェクション化されて扱い易くなっているけど、ちょうどアクセルワイヤーの遊びが取れてピンと張った瞬間、これから回転が上昇するゾ、という領域の力強さが増した感じがして、躊躇なくクラッチをミートできる。中速域~高速域も全体的にトルクが盛り上がったよね??

【Y】どこかが突出して盛りあがるという感じではなく、全体的にトルクアップしているのが面白いよね。まぁ、プラグインEFIエンリッチナーを装着して、常に濃い目のガソリンを噴射しているのだから、当たり前と言えば当たり前だけどね。

【W】それと、内腿がラクじゃなかった? プラグインEFIエンリッチナー装着前よりも熱さを感じない。毎年夏はエンジンの熱さに悩まされるけど、これなら今年の夏は相当ラクができそう。

【Y】今日テストしたのはガソリンを一番濃い目にシフトするタイプだよね。エンジンの燃焼温度が相当下がっているんじゃないかな。エンジンの熱対策として自動車でもガソリン過剰(リッチ)の混合気にするっていうのはよく聞く話だしね。

【W】素人がいじり難いインジェクション車で、手軽に空燃費が調整できるなんて…。それにしてもO2センサーにパーツを割り込ませるなんて、よく考えたよね。ちょっとしたアイデア商品。気に入らなければすぐ元に戻せるっていうのもイイね。

【Y】サブコン・フルコンにロムチューンとか色々あるけど、高価で大掛かりなカスタムに不安を抱く人って多いはず。下手するとバイクの価値を下げることにもなりかねないし。でも、プラグインEFIエンリッチナーなら確かに心配はないね。

これが一通り走り終えた後の感想である。

 

今回テストに私用した'08型スポーツスター。北米仕様マフラー以外はノーマルだ。

プラグインEFIエンリッチナーを装着して豪快さを増した加速を愉しむ。

発進時のトルクが増し、もはやエンストはありえないのではないかという印象。

低コストで着脱簡単
ライトカスタム派にはオススメ

プラグインEFIエンリッチナーの特徴は、それなりのコストを覚悟しなければならなかったインジェクションのチューニングを手軽で安価に実現できることだ。その効果として、低中速域を中心にエンジンのトルクが太くなり、発進や加速が容易になるほか、スロットルレスポンスも向上。また、マフラーやエアクリーナーのカスタマイズを行った車輌のアフターファイヤーを軽減するほか、エンジンの燃焼温度を下げることで、オーバーヒート対策にもなるという。15,750円という僅かなコストでこれだけの効果があれば、高価で設置の手間もかかるサブコン/フルコンを搭載する必要性も薄れるというもの。第一、全てのハーレーオーナーがそれだけの大規模カスタムを必要としているとは思えないというのが我々の共通した意見だ。また、真夏など外気温が高い時期は、ライダーが気づかないうちにエンジンがオーバーヒートするのは珍しいことではなく、特にハーレーのエンジンはスペース的に厳しい後バンクのシリンダーが心配だ。エンジンオイルの劣化を促進し、ひいてはエンジンに深刻なダメージを与えることもありうるオーバーヒートを手軽に対策できるのであれば、これほど嬉しいことはない。ライトカスタム派にはオススメのパーツだと感じた。

(本文/写真 フリーランサーズ)

 

小さくて目立たないパーツなので、外観を重視するユーザーにもオススメだ。

装着も簡単なら、取り外しも簡単。いつでも手軽に元に戻せるというのもポイント。

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